令和3年4月21日 水曜朝会

今日は、とても素敵な話です。

先々週、地域のお年寄りが二本の杖を突きながら、若松小学校を訪ねてこられました。

杖を突きながら一生懸命道を歩いているときに、若松小学校の子どもに「だいじょうぶですか」と優しく声をかけられ、うれしくて、わざわざお礼を言いに来てくれたそうなのです。

誰だかわからないのですが、このように心優しいこどもが学校にいることが、校長先生も、

とてもうれしいです。

 

世の中には、困っている人がたくさんいます。

でも、困っていることは、例えば今回の杖をついていることのように目に見えることだけでなく、なかなか人に伝えることができなかったりして気付きにくいこともあります。

そう考えると、自分にも困ったことがあるかもしれませんし、

周りのお友達にも、困ったことがあるかもしれません。

 

隣の友達を見てみてください。

今は、マスクをしているので、友達の表情が分かりにくいですよね。

友達の気持ちが読み取れず、ついつい言い過ぎてしまうこともあるかもしれません。

周りの先生や友達に気づいて欲しくても、伝わりづらいこともあるかも知れません。

 

今回のように、周りの人たちが困っているかもしれないと思ったら、勇気をもって、声を掛けられる勇気をもつ人が増えていくことを願っています。

もちろん、自分が困っている時は、そのことを先生や友達に伝えられる勇気も、大切ですよ。